上咽頭炎

ストレートカイロで頚椎の歪みを矯正してもらい、かなり改善しました。

しかし、頻繁に風邪をひくのは相変わらずでした。

私の場合、風邪をひく前兆というのがあって、それは「鼻と口の連結部分(何というか息を止めると喉の上の方でくっつくところ)に違和感を感じる」というものでした。

それをキーワードに調べてみると、以下の書籍に出会いました。

「病気が治る鼻うがい健康法」という書籍です。この本を読んで、「上咽頭炎」という症状を知りました。まさに、風邪の前兆のときに、自分が感じていた違和感の部分です。

タイトルは、「鼻うがい」ですが、上咽頭炎の治療として「Bスポット療法」があることも記載されていました。

【Bスポット療法とは】

  • 塩化亜鉛水溶液1%を綿棒につけて、鼻と口から入れて患部をこする
  • 東京医科歯科大学耳鼻咽喉科の堀口申作名誉教授が提唱された治療法で、50年以上前から行われている
  • 炎症はスコープで見ても判断できないことがあり、見逃されやすい
  • 炎症があると、綿棒に血が付着する
  • 鼻咽腔(びいんくう)の頭文字を取って、Bスポット療法と言う
  • 施術可能な病院が少ない

この書籍では、Bスポット療法が受けられる病院の一覧が載っていました。幸いにも、自分の住んでいる近くで、徒歩で行ける耳鼻科がそうだったので、施術を受けてみました。

 

【Bスポット療法の施術】

この耳鼻科も、ストレートカイロを受けた所と同じく、かなり地味で小じんまりした病院でした。やっぱり、本質は見てくれじゃないんだなーと改めて感じました。

受付で、Bスポット療法を受けたい旨を伝えました。

名前を呼ばれて診察室に入り、Bスポット療法をしてもらいました。

  1. 鼻の内部の鼻汁を吸い取る
  2. 口からハルトマン式咽喉綿棒で塩化亜鉛を患部にこする
  3. 薬を吸引

こんな感じの簡単な施術でした。この病院では、口からの塩化亜鉛擦過のみで、鼻からの施術はありませんでした。綿棒の綿はすぐに使用済みの容器に入れられたので、はっきりとは見えませんでしたが、少し血が付着しているようでした。

この施術を1週間から2週間に1回程度、半年ほど続けました。

 

【効果】

  • 風邪をひきにくくなった
  • 精神的に落ち込むことが少なくなった
  • 精神的な活力が増えた

風邪をひきにくくなったことは勿論ですが、精神面での改善もありました。

どうも、Bスポットは自律神経のツボが集まっているらしく、そこの炎症をなくすと自律神経も整い、その結果精神的に安定するようです。

しかし、これでも目の奥の痛みや、時々起こる首の凝り、それに派生する頭痛は、少なくはなりましたが、完全にはなくなりませんでした。

目の奥の痛みなので、上咽頭炎は、口からの施術ではなく、鼻からの施術で対応する箇所にあるのではないか、と考えるようになりました。しかし、通院していた病院では、口からの施術しかしてくれないため、自分で施術することを決意しました。

次回は、セルフBスポット療法について、書きたいと思います。